考え方・姿勢

はじめに

世の中には、正しいノウハウや理論が数多くあります。
それでも現場では、「その通りにやってもうまくいかない」場面に何度も出会います。

私は、その理由の多くが
人間とITとの関係性にあると考えています。

このページでは、これまでの実務や勉強会、
そして人生経験を通じて大切にしてきた考え方をまとめています。

人間とITのあいだにあるもの

私の出発点は、システムエンジニアでした。

要件を整理し、仕組みを設計し、動くものをつくる。
論理と正確さが求められる世界です。

一方で、現場に出るほどに、次のことを強く意識するようになりました。

・人は、必ずしも合理的に動かない
・正しい設計が、使われるとは限らない
・ITは、人の理解を超えると負担になる

ITは万能ではありません。
人の行動や感情と噛み合ってはじめて力を発揮する
——それが、実務を通して得た実感です。

ウェブ解析は「人を理解するための道具」

ウェブ解析士としての活動では、
数値を読むこと以上に、その数字が生まれた背景を大切にしています。

数字は嘘をつきません。
しかし、数字だけでは理由を語ってくれません。

なぜ、ここで離脱したのか。
なぜ、この導線は使われなかったのか。

それを考えるためには、
人の迷い、判断、躊躇といった
人間側の事情に目を向ける必要があります。

勉強会でも、「正解」を教えるより、
「どう考えるか」を共有することを重視してきました。

中小企業診断士としての視点

中小企業診断士としての学びと経験は、
すべての活動の土台になっています。

ITやウェブ施策は、
経営や組織から切り離して考えることはできません。

・リソースは十分か
・継続できる体制か
・その改善は、組織に合っているか

部分最適ではなく、
無理のない全体像を描くことを大切にしています。

ファイナンシャルプランナーとして考えていること

ファイナンシャルプランナーとしては、
人生設計についての相談を受けています。

教科書には、「こうすべき」という正解が書かれています。
しかし現実には、

・年齢
・家族構成
・健康
・その時々の社会状況

によって、取るべき選択は変わります。

私は、自分自身の経験も踏まえ、
教科書には載らない周辺状況を含めて、
一緒に考えることを大切にしています。

ビジネスから離れた場所でのIT活用

ボランティア活動など、
ビジネスとは遠い場面においても、
ITの活用は不可欠だと感じています。

ただし、ここでも同じです。

・高度すぎる仕組みは続かない
・使う人が理解できなければ意味がない

人に合わせてITを下ろすこと
それが、長く続く活動には必要だと考えています。

技術は「使われてこそ意味がある」

以前執筆した、データベースの SRLクエリー に関する記事が、
多くの評価をいただいたことがあります。

理由は、高度な内容だったからではなく、
現場で本当に困っている点に触れていたこと、
理屈だけでなく「使いどころ」が示されていたことにあると感じています。

技術は、
人に届いて初めて価値になる。

それが、私の一貫した考えです。

このサイトの立ち位置

このサイトは、
集客やビジネス拡大を目的としたものではありません。

人とITの関係をどう考えているか。
なぜ、この距離感で活動しているのか。

それを、必要な方にだけ伝えられれば十分だと考えています。

最後に

ITは、人を楽にするための道具です。
人を縛るためのものではありません。

この考え方に共感いただけた方と、
必要に応じて関わることができれば、
それ以上のことは望んでいません。